症例
Amniotic rupture sequenceによると推定された早期流産の1例
鈴木 俊治
1
,
林 隆
1
,
加藤 真紀子
1
,
三浦 敦
1
,
五十嵐 美和
1
,
林 瑞成
1
,
荒木 勤
1
1日本医科大学産婦人科学教室
pp.683-685
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904644
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妊娠11週のamniotic rupture sequenceによると推定された流産例を経験したので報告する.超音波所見で,胎嚢は最大径118.2mmで,胎嚢内に頭臀長14.2mmの絨毛膜に付着した胎児像が認められたが,心拍動は確認されなかった.胎嚢内に羊膜は確認できず,胎児から約5cm離れたところに羊膜索の絞扼によって断裂したと推定された臍帯の断端が,長さ10.6mmの索状物として認められた.
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