特集 周産期の画像診断 第3版
母体・胎児編 Ⅰ.超音波診断 G.胎盤・臍帯・羊水
羊水(量の異常およびAmniotic Fluid Sludgeについて)
安田 俊
1
,
福田 冬馬
1
,
藤森 敬也
1
YASUDA Shun
1
,
FUKUDA Toma
1
,
FUJIMORI keiya
1
1福島県立医科大学産科婦人科学講座
キーワード:
羊水量
,
羊水過多症
,
羊水過少症
,
Amniotic Fluid Sludge
Keyword:
羊水量
,
羊水過多症
,
羊水過少症
,
Amniotic Fluid Sludge
pp.202-207
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001844
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はじめに
羊水は,特に妊娠中期~後期においてほとんどが胎児尿で構成されているため,この時期の羊水量は慢性的な胎児状態を反映し胎児well-beingの指標の一つとして用いられている。また,羊水量は胎児形態異常や母体疾患を反映することがある。臨床において羊水量は超音波検査を用いて半定量的に行われる。簡便な検査方法でありながら,重要な情報をもたらしうる。
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