連載 病院めぐり
成田赤十字病院
上杉 健哲
pp.1052
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904434
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成田赤十字病院は,昭和23年2月1日に日本医療成田地方病院(元海軍病院)の解散により日本赤十字社に移管されることによって成田山不動尊前のホテル蓬莱閣を借家して開設され,昭和26年に現在地「飯田町」へ移転しました.昭和32年に総合病院の名称使用が承認され,昭和42年に救急告示病院の指定を受け,昭和53年には附属看護専門学校が設立され,各科医師も臨床の傍ら院内講師として看護学生の講義を担当することになりました.
昭和61年3月に救命救急センターを中心とする6階建ての増改築が完成し,平成4年6月には第4次増改築工事による6階建て健康管理センターの完成で,人口透析センター20床が増設され,それにより17診療科からなる病床数696床の総合救急医療機関になりました.平成7年に厚生省臨床研究研修病院の指定を受け,研修医の募集,教育指導に当たるとともに,日本産科婦人科学会認定医制度卒後研修指導施設をはじめ23学会より専門医,認定医教育研究施設の指定を受けています.平成12年6月に本館地下1階,地上8階の増改築が竣工,病床数は756床になり,口腔外科,形成外科,集中治療科が新設され,名実ともに千葉北総地区の中核病院として,それぞれの診療科が専門性を最大限に生かし,高水準の医療を提供できるように診療に当たっています.
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