今月の臨床 腹腔鏡下手術—知っておくべき最新情報
疾患別の手技・適応と限界
2.子宮筋腫
森田 峰人
1
1東邦大学医学部第1産科婦人科学教室
pp.234-236
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904271
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子宮筋腫は日常の診療で遭遇する最も頻度の高い婦人科腫瘍である.臨床症状の著明なものや,子宮筋腫のサイズが大きいものは手術療法の適応と考えられ,妊孕性を保存する必要がある場合には子宮を温存し筋腫のみを摘出する術式である子宮筋腫核出術,妊孕性の保存が必要でないものには子宮を筋腫とともに摘出する術式である単純子宮全摘術が行われてきた.本稿では,子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術(子宮筋腫核出術,子宮全摘術)の手技,適応と限界について解説する.
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