増刊号 産婦人科処方のすべて─すぐに使える実践ガイド
婦人科編
IV 腫瘍
子宮筋腫
高橋 一彰
1
,
岡本 愛光
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科学講座
pp.174-176
発行日 2014年4月20日
Published Date 2014/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103704
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疾患の概要
子宮筋腫は,婦人科腫瘍疾患のなかで最も頻度の高い良性腫瘍で30歳以上の女性の20~30%に認められる.子宮筋腫の約半数は無症状で経過するが,筋腫の発生部位により,臨床症状が異なる.代表的な症状としては,過多月経と月経困難症,下腹部腫瘤感や不妊などが挙げられる.近年の女性のライフスタイルの変化,晩婚化により子宮温存を望む女性も増え,腹腔鏡下手術が普及し,子宮筋腫に対する治療は多種多様となっている.
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