今月の臨床 腹腔鏡下手術—知っておくべき最新情報
疾患別の手技・適応と限界
1.不妊症
小森 慎二
1
1兵庫医科大学産科婦人科学教室
pp.231-233
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904270
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不妊症の原因は,女性側要因,男性側要因,原因不明と3つに大別することができる.われわれの教室の不妊外来では表1のような検査を月経周期にあわせて順次行い,不妊の原因の検索を行っている.これらの一連の不妊検査の結果より適宜追加の検査も施行する.また,原因を同定した場合には直ちに治療を開始する.そして,これらの一連の不妊検査および治療の過程で,腹腔鏡検査が積極的に行われている.
ここでは,当教室の不妊診療での腹腔鏡検査について述べることにより,腹腔鏡の不妊診療への適応と限界について解説する.
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