今月の臨床 増えてきた子宮体癌
検査・診断
4.子宮鏡
高島 英世
1
1兵庫県予防医学協会
pp.1160-1163
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903764
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子宮体癌,すなわち内膜癌は体部に発生する悪性腫瘍の大部分を占める.子宮内膜癌の診断に内膜細胞診が有用なのは周知の事実であるが,確定診断は組織診で行われる.子宮腔は不可視領域なので,直接病変を観察し的確な生検を行うためには子宮鏡検査が必要である.子宮鏡検査は病変の位置や大きさを把握できるだけでなく,その輪郭や表層構造より良性や悪性の鑑別を始め,推定組織診断もある程度可能である.
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