連載 カラーグラフ
実践的な腹腔鏡下手術・30
腹腔鏡下手術の現況と展望—今までの体験を振り返りながら
伊熊 健一郎
1
,
子安 保喜
1
,
植田 敏弘
1
,
堀内 功
1
,
西尾 元宏
1
,
桑波田 理樹
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.763-766
発行日 1999年6月10日
Published Date 1999/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903671
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このカラーグラフの依頼を受けたのは1996年8月に米子で開催された第36回日本産科婦人科内視鏡学会のときで,腹腔鏡下手術の経験が800件前後のころでした.大変なことを引き受けたものだと思いましたが,「誰かがチャレンジしなければ道は拓けない.ときには冒険が必要なこともある.私の仕事は,安全なハイウェイ作りとネットワーク作りにある」との信念と腹腔鏡下手術への思いのもとに連載を続けさせていただきました.
その間わずか2年半でしたが,腹腔鏡下手術を中心とする内視鏡手術の進歩・発展には目を見張るものがあります.できるだけその流れに沿いながら婦人科手術における全般的な内容について紹介して参りましたが,いまだやり残している内容もいくつかあります.
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