連載 カラーグラフ
実践的な腹腔鏡下手術・29
当科における合併症とPitfallから—対応と対策とその工夫
伊熊 健一郎
1
,
子安 保喜
1
,
植田 敏弘
1
,
山田 幸生
1
,
堀内 功
1
,
西尾 元宏
1
,
桑波田 理樹
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.645-648
発行日 1999年5月10日
Published Date 1999/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903640
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当科における腹腔鏡下手術を中心とする内視鏡手術件数は,表1に示すように1999年3月時点で1,368件である.その間に遭遇した合併症は,表1に示すように11症例(0.81%)である.その他にも反省したり改善を図った手法などもいくつかあり,それらの内容については学会や講演や雑誌などにおいても随時紹介してきた.
合併症やPitfallの内容を情報公開する大きな理由には,状況や対応策などをあらかじめ知っておくことにより,同じ内容のトラブルを回避することや医療事故を未然に防止することにもつながると信じるからである.しかし,もしもトラブルが発生した場合には,最善の対応と対処を速やかに取っていただきたいとの願いからでもある.
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