連載 カラーグラフ
実践的な腹腔鏡下手術・27
これまでに確立してきた創意・工夫点を振り返って—ワンタッチ操作やバルーンの導入,手法や術式や器具の開発など
伊熊 健一郎
1
,
子安 保喜
1
,
堀内 功
1
,
西尾 元宏
1
,
植田 敏弘
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.241-244
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903554
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当初は,従来の固定概念や既成概念を腹腔内には持ち込まないことにこだわった.このこだわりにより,卵巣嚢腫に対する体外法の考案と術式の確立につながったが,一方ではそのために大きな“けが”をしたことも事実である.そのようななかで,ワンタッチ操作の感覚やバルーンの概念の導入,SAND Balloon Catheterの開発,バリエーションのある対応,また術式改良や適応拡大なども実現化した.今回は,これまでに独自に編み出してきた創意・工夫点のいくつかを系統的に紹介する.
☞次回は,「当科における腹腔鏡下手術の準備につ いて—機器,器具,器材,手術室を中心に—」 を報告する子定である.
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