今月の臨床 婦人科がんの化学療法—われわれはこうしいる
子宮体癌のホルモン療法,化学療法
冠野 博
1
,
山本 宝
1
1京都府立医科大学産婦人科
pp.708-711
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902972
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子宮体癌の主治療は手術による摘出と放射線治療であると認識されている.したがってホルモン療法,化学療法は次の場合のように主治療が適当でない症例に対して施行している.①進行,再発症例に対する寛解導入療法,②ハイリスク因子を有する手術後症例や放射線照射後症例に対する補助療法,③妊孕性の温存を必要とする症例に対する治療,などである.そこで,各々の対象症例に対する,筆者らの治療方針について述べてみたい.
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