先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
明日へのホルモン療法
子宮筋腫,子宮体癌のホルモンによるコントロール
加藤 紘
1
Hiroshi Kato
1
1山口大学医学部産科婦人科学教室
pp.63-65
発行日 1986年1月10日
Published Date 1986/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207314
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子宮はもともと卵巣性ステロイドホルモンのtargetorganであり,エストロゲンとプロゲステロンの影響を強く受けている。したがってそこに発生する子宮筋腫や子宮内膜癌(以下子宮体癌)もこれらホルモンの影響を受けるであろうことは容易に想像される。そこで先ず子宮筋腫および子宮内膜癌の内分泌学的背景を解説し,次にそのホルモン療法について最近の知見を述べる。
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