今月の臨床 乳房—管理のポイント
乳癌
1.産婦人科医のための乳癌検診のポイント
卜部 元道
1
,
溝渕 昇
1
1順天堂大学医学部第1外科
pp.928-930
発行日 1996年7月10日
Published Date 1996/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902600
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診断の進め方
乳癌検診の目的はできるだけ小さな乳癌を発見して,最小限の手術と補助療法で術後のQOLを高め,死亡率を低下させることである.したがって,精度のよい検診が行われなければならない.病院やセンターで一般的に行われている個人検診(自主検診)は,問診,視診および触診と,これにマンモグラフィや乳房超音波検査などの画像診断を併用したルーチン検査が組まれている.これを基本に診断が進められている(図).ここでは,外来で行う問診,視診および触診のあり方と個人で行える自己検診法について述べたい.
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