特集 産婦人科医に役立つ資格
17.乳癌検診医
濱田 信一
1
,
鎌田 正晴
2
S. Hamada
1
,
M. Kamada
2
1公立学校共済組合四国中央病院(健康管理センター長)
2公立学校共済組合四国中央病院(院長)
pp.99-103
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000740
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わが国において,乳癌は女性の部位別がん罹患数のトップであり,今も増加し続けている。にもかかわらず,乳癌検診の受診率は低いままである。今後,産婦人科医が乳癌検診を行う意義は大きいと思われる。乳癌検診を行うにあたり,マンモグラフィと乳房超音波検査の専門的な知識と技術を習得する必要がある。そのために,NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構が認定する,「検診マンモグラフィ読影認定医」と「乳癌検診超音波検査実施・判定医」の2つの資格を取得することが推奨される。同時に,日本産婦人科乳腺医学会に入会し,この学会が認定する「乳房疾患認定医」を取得して検診精度の向上に努めることが必要と思われる。
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