特集 健診で異常を指摘された人へのベストガイド
【がん検診での異常】
がん検診での異常―乳癌
森本 忠興
1
1徳島大学医学部保健学科
キーワード:
視・触診
,
マンモグラフィ
,
検診
,
早期乳癌
,
乳房自己検診
Keyword:
視・触診
,
マンモグラフィ
,
検診
,
早期乳癌
,
乳房自己検診
pp.339-342
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100588
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Case
視・触診で異常が指摘された1例
症例1:45歳,閉経前女性.視・触診のみによる検診で右乳房外側上部に直径2.0 cm大の腫瘤を指摘された.自覚症状は全くない.視・触診のみによる検診は2年前に受けているが,異常を指摘されなかった.
マンモグラフィで異常が指摘された1例
症例2:55歳,閉経後女性.マンモグラフィ併用検診において,視・触診では指摘されずマンモグラフィで異常を指摘された.自覚症状は全くない.視・触診のみによる検診は1年前に受けているが,異常を指摘されなかった.
所見のみかた
供覧症例をもとに解説を加える.一般的には,乳腺腫瘤の診断は,視・触診,マンモグラフィ,超音波検査による画像診断,細胞診,生検による組織診断により行われている.
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