今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント
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5.Sonohysterograpy(SHG)
斉藤 寿一郎
1
,
藤脇 伸一郎
1
,
渡辺 潤一郎
1
,
堀越 裕史
1
,
石塚 文平
1
,
雨宮 章
1
,
作山 攜子
2
1聖マリアンナ医科大学産婦人科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
pp.596-602
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902522
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●はじめに
子宮腔内病変の診断には画像検査を用いることが多く,なかでも経腟超音波は子宮卵管造影やMRIに比べて手軽で非侵襲的な検査法である.
Sonohysterography(以下SHGと略す)1-3)は子宮内腔にfree spaceを作り,それをsonicwindowとして経腟超音波で子宮内腔と子宮筋層を観察する検査法であり,1988年にドイツのDei—chert U1)が最初に報告した.SHGは子宮卵管造影と経腟超音波の両者の長所を兼ね備え,子宮腔内病変の診断に不可欠な子宮鏡検査の弱点である子宮筋層の観察も可能な,簡便で優れた診断能力を持った画期的な方法である.
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