今月の臨床 産婦人科エコー診断—撮り方,読み方のこつとポイント
これだけは知っておきたい超音波検査法の基礎知識
6.血流計測の進め方と読み方
森 晃
1
,
中林 正雄
2
,
武田 佳彦
2
1東京女子医科大学産婦人科
2東京女子医科大学母子総合医療センター
pp.398-401
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902469
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●はじめに
超音波ドップラー法による血流計測は,非侵襲的で簡易のため,周産期領域,とくに,胎児,子宮胎盤系の観察では,必要不可欠の検査となっている.最近では,婦人科領域においても,卵巣腫瘍の良性,悪性の補助診断などに応用されている.超音波ドップラー法には,連続波とパルス波があるが,どこの血管内の血流速度を計測しているかが特定できるパルスドップラー法が主流をなしている(表).
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