今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル
A.予診
6.尿症状
三鴨 廣繁
1
,
伊藤 邦彦
1
,
玉舎 輝彦
1
1岐阜大学医学部産科婦人科
pp.392-393
発行日 1994年4月10日
Published Date 1994/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901668
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尿症状についての予診をとる際にたいせつなことは,一般診断学の原則にしたがって,主訴を含む現病歴,既往歴,家族歴へとすすめることである1).そのうえ,尿症状にとどまらず,腎,泌尿器系の疾患を念頭にいれて予診をとることが肝要である.とくに,高血圧性脳症,重症尿毒症,尿閉,激しい腎結石の発作などの際には,応急処置が必要であるため,早期に予診をとる必要がある2).
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