今月の臨床 IUGR診療
IUGRの管理
17.IUGR児出生後の管理のポイント
久保 隆彦
1
1高知医科大学周産母子センター
pp.306-308
発行日 1994年3月10日
Published Date 1994/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901649
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在胎週数に比較し出生体重が小さいというだけで,一括たてIUGR児として出生後の管理をすることは非常識である.たとえ,成熟児,未熟児と分娩時期で区別することだけでも不十分であろう.IUGRの成因を解析し,その予後をも推定し,家族へのインフォームドコンセントの上でIUGR児の管理を実施する必要がある.紙面の関係でIUGRの詳細な病因,病態については他の項を参考にされたい.
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