今月の臨床 ハイリスク分娩の管理指針
ハイリスク胎児の分娩管理
3.早産,IUGR児の分娩管理
藤田 恭之
1
,
佐藤 昌司
2
,
中野 仁雄
1
1九州大学大学院医学系研究科生殖病態生理学
2九州大学医学部附属病院周産母子センター
pp.662-665
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904030
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日本産科婦人科学会によれば,早産およびIUGR(子宮内発育遅延)はそれぞれ「妊娠22週以降37週未満までの期間における分娩」,「発育,成熟の抑制または異常が認められる児の総称」と定義される1).双方ともに,低出生体重児の出生を前提とした厳重な母体および新生児管理を必要とするハイリスク妊娠である.以下,本症の妊娠・分娩管理に関して概説する.
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