今月の臨床 胎児環境をチェックする
双胎間輸血症候群
12.胎内診断のポイント
石松 順嗣
1
Junji Ishimatsu
1
1久留米大学医学部産科婦人科
pp.1304-1306
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901508
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双胎間輸血症候群は一絨毛膜双胎妊娠の約5〜15%に発生し,児の予後はきわめて不良である。しかし,双胎間輸血のメカニズムはいまだ不明で,双胎間輸血症候群の診断に関しても出生前,出生後においてもその基準は確率されていないのが現状である。今回は過去に報告された診断基準および自験例の一絨毛膜双胎妊娠48例を対象に双胎間輸血症候群の出生前診断に関して検討した。
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