目指せ!肥満症のトータルケア-減量に苦戦する患者について考える 肥満症の疫学
胎内環境と肥満の関係
田原 たづ
1
1朝日生命成人病研究所 糖尿病代謝科
キーワード:
妊娠管理
,
妊娠合併症
,
肥満
,
生活習慣病
,
アメリカ
,
胎児栄養障害
,
ヨーロッパ
,
胎生
Keyword:
Europe
,
Obesity
,
Pregnancy Complications
,
Prenatal Care
,
United States
,
Fetal Nutrition Disorders
pp.15-17
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016089655
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胎生期の低栄養が生活習慣病発症のリスクとなる疫学的事実がある.DOHaDという,胎生期や出生後の発達期の環境因子が成人後の疾患発症リスクに影響を及ぼすとする概念が注目されている.やせの女性の増加と低出生体重児の増加が問題となっており,適正体重についての教育が必要である.欧米では妊婦の過体重による児の生活習慣病が問題となっている.胎内環境の重要性を認識し,わが国独自の調査を行う必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2016