今月の臨床 エコーガイド下で何ができるか
産科
4.胎内治療
小林 秀樹
1
1福岡大学医学部産婦人科
pp.516-519
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409905030
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胎児疾患のエコーガイド下出生前診断の臨床的意義は形態診断(胎児発育診断、胎児奇形の有無,胎児水腫の有無など)に胎児機能診断(胎児がwell beingであるかどうか,心臓,腎臓などの各臓器の機能診断発育不均衡双胎や胎児水腫症例の循環動態診断など)が加わり,有病診断のみならず種々の疾患を持つ胎児の個別診断が可能になることにより,胎児期あるいは新生児期早期の治療を見据えた胎児診断管理法に重きが置かれるようになってきた.
あわせて胎児期診断の有無がその予後を左右する疾患群や胎内治療を選択すべき疾患群も明らかになってきた.
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