今月の臨床 不妊の原因を探る
黄体機能
16.黄体機能不全の評価における超音波断層法の応用
戸田 稔子
1
,
見尾 保幸
1
,
寺川 直樹
1
Toshiko Toda
1
1鳥取大学医学部産婦人科
pp.1193-1195
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901476
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近年の超音波断層法の進歩により,不妊症の領域における経腟超音波断層法は必要不可欠な手技となっている。とくに超音波断層法を用いた卵胞モニタリングにより,さまざまなfolliculogenesisの異常の診断が可能となり,黄体機能不全との関連も明らかにされつつある。黄体機能不全の診断は最終的には基礎体温,子宮内膜日付診,血中progesterone(P)値測定などにより行われるが,本稿では黄体機能不全症例にみられる超音波所見とその病態を概説する。
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