今月の臨床 治療にてこずる感染症
難治性症例の経験
22.PID
早川 謙一
1
Kenichi Hayakawa
1
1早川クリニック
pp.1100-1101
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901447
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婦人科臨床において,内性器感染症はSTDと密接な関係があり,さらに生殖機能,母子保健への影響からみて,その診断と治療はきわめて重要な問題である。
骨盤内感染症pelvic inframmatory diseases,PID)は子宮頸部より上方の性器および腹腔に発症する上行感染で骨盤内膿瘍を含む子宮付属器炎を中心とした炎症と定義される1)。
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