今月の臨床 治療にてこずる感染症
難治性症例の経験
23.尿路感染症
小野 寺昭一
1
,
清田 浩
2
Shoichi Onodera
1
,
Hiroshi Kiyota
2
1東京慈恵会医科大学附属青戸病院泌尿器科
2東京慈恵会医科大学泌尿器科
pp.1102-1104
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901448
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尿路感染症は,尿路における基礎疾患の有無により,単純性尿路感染症と複雑性尿路感染症に,病期により急性尿路感染症と慢性尿路感染症に分けることができる。一般に,単純性は急性に経過し,複雑性は慢性に経過するが,慢性複雑性尿路感染症の急性増悪という病態もまれではなく,重篤で緊急の外科的処置を必要とする場合もある。
ここでは尿路感染症における難治化要因について示し,難治性尿路感染症に対する治療について述べる。
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