今月の臨床 初期治療60分—婦人科救急
婦人科救急疾患の治療
6.骨盤内炎症性疾患(PID)
篠崎 百合子
1
1東京都立大塚病院産婦人科
pp.1540-1541
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902767
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PIDの感染経路としては,上行性感染が大部分である.病原微生物が腟から上行性に腹腔に達する結果,子宮内膜炎,卵管炎,付属器膿瘍,骨盤腹膜炎を起こす.原因として一般の細菌によるものとクラミジア,淋菌など性交為感染症(STD)によるものがある.
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