今月の臨床 抗癌剤
種類と作用機序
2.適応疾患と感受性
佐藤 重美
1
Shigemi Sato
1
1弘前大学医学部産科婦人科
pp.1166-1167
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901023
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従来婦人科領域における悪性腫瘍の治療は手術療法や放射線療法が主体であった。しかしながら,最近の化学療法の進歩(とくにcisplatin(CDDP)の出現)に伴い,化学療法は婦人科悪性腫瘍の治療計画の中に積極的に組み込まれるようになっており,なかでも卵巣癌や絨毛癌においては化学療法が主体になっている。本稿では婦人科領域における主な悪性腫瘍の化学療法の適応とそれらの腫瘍に感受性のある薬剤(薬剤の選択)について述べる。
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