今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで
良・悪性の鑑別の要点
15.腫瘍マーカー
宇田川 康博
1
,
伊藤 高太郎
1
,
木口 一成
1
,
塚崎 克己
1
,
野澤 志朗
1
Yasuhiro Udagawa
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科
pp.813-816
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900927
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腫瘍マーカーはその測定が簡便で,特殊な機器や高度のテクニックを要さないことから,卵巣癌においてもその治療効果に対するモニタリングや再発の早期発見に用いられ優れた成績が報告されている。
従来,単独のマーカーでは限界を認めざるを得なかった卵巣腫瘍における良・悪性の鑑別に関しても,近年コンビネーションアッセイや,その測定値に統計的処理を加えるなどの工夫がなされ,漸次成果が得られつつある。
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