今月の主題 腫瘍マーカー―最近の進歩
体液・分泌液の腫瘍マーカー
婦人科の腫瘍マーカー
高松 潔
1
,
久布白 兼行
1
,
青木 大輔
1
,
塚崎 克己
1
,
宇田川 康博
1
,
野澤 志朗
1
Kiyoshi TAKAMATSU
1
,
Kaneyuki KUBUSHIRO
1
,
Daisuke AOKI
1
,
Katsumi TSUKAZAKI
1
,
Yasuhiro UDAGAWA
1
,
Shiro NOZAWA
1
1慶鷹義塾大学医学部産婦人科学教室
キーワード:
gynecologic malignancies
,
noveltumor markers
,
EmC-EIA
,
carbohy-drate-related antigens
,
GAT
Keyword:
gynecologic malignancies
,
noveltumor markers
,
EmC-EIA
,
carbohy-drate-related antigens
,
GAT
pp.1273-1280
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902738
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婦人科領域は他科領域と比しても腫瘍マーカーが有用であり,頻用されているが,近年の科学技術の進歩により,当領域にも新たなマーカーが登場してきている.特に血清以外の尿や細胞自体を検体としたマーカーや酵素,遺伝子産物や遺伝子そのものを利用したマーカーなど従来みられなかった新しいタイプのマーカーが開発されている.
また,既存のマーカーについても,カットオフ値や測定キットを再検討したり,生体内での生理活性や役割といった細胞生物学的側面から腫瘍マーカーを理解することにより,より有効にマーカーを利用しようという研究が進んでいる.〔臨床検査 39:1273-1280,1995〕
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