今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで
良・悪性の鑑別の要点
12.超音波診断法
野田 恒夫
1
,
安達 進
1
Tsuneo Noda
1
,
Susumu Adachi
1
1東大阪市立中央病院産婦人科
pp.802-805
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900924
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超音波はX線被曝もなく,その簡便性,経済性から婦人科臨床に必要不可欠である。特に卵巣腫瘍における超音波診断の役割は,①卵巣原発か否かの部位診断,②良・悪性の鑑別診断,のみでなく,③進展度の診断,さらに化学療法のfollow upに伴う④治療効果の判定,⑤再発の発見,である。これらの点につき症例を提示し,画像診断のpointを以下に述べる。
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