今月の臨床 妊娠と免疫
妊娠合併症と免疫—母児をどう扱うか
26.HIV感染症(AIDS)
根岸 昌功
1
Masayoshi Negishi
1
1東京都立駒込病院感染症科
pp.212-213
発行日 1992年2月10日
Published Date 1992/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900751
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性成熟期の女性に起こるHIV感染は,患者本人の健康上の問題であると同時に,妊娠・出産を介して,その児への感染に関係する問題でもある。
女性のHIV感染で問題になるのは,ひとつは性交渉を介して相手にHIV感染を起こすことではあるが,ここでは,本人が妊娠・出産を契機にしてAIDSを発症する可能性,および,垂直感染の可能性について触れ,この件に関わる問題点について述べる。
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