今月の臨床 子宮内膜症
治療と予後管理
25.GnRHアナローグ療法
白須 和裕
1
Kazuhiro Shirasu
1
1横浜市立大学医学部産婦人科学教室
pp.73-75
発行日 1992年1月10日
Published Date 1992/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900710
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GnRHアナローグがもつゴナドトロピンのdown-regulationを介しての卵巣機能の抑制は,ホルモン依存性のある疾患に対して臨床応用がすすめられてきた。生殖年齢にある婦人に好発する子宮内膜症もその一つであり,妊孕性の向上を考慮した薬物療法への期待は大きいものがある。
ここでは,現在わが国で唯一市販されているGnRHアナローグ製剤ブセレリンによる治療成績を中心に,臨床試験中にある新しいGnRHアナローグ製剤についても紹介する。
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