指標
律動的および持続的GnRH刺激によるgonadotropin分泌に関する研究
植村 次雄
1
,
松山 明美
1
,
白須 和裕
1
,
木村 昭裕
1
,
並木 俊始
1
Tsuguo Uemura
1
1横浜市立大学医学部産婦人科学教室
pp.311-320
発行日 1989年4月10日
Published Date 1989/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207974
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すべての動物と同様,ヒトにおいても卵巣機能は律動的に分泌されるgonadotropinによって調節されている。この律動的なgonadotropin分泌はgonadotropin放出ホルモン(GnRH)の下垂体門脈への律動的分泌によって起きている。このGnRHの律動的分泌は下垂体機能にとって必要であり,1時間に1回の生理的頻度からの逸脱は卵巣機能の障害をもたらす1)。GnRHは視床下部下垂体卵巣系の鍵を担うホルモンであり,このホルモンの律動的分泌の調節機構やその作用は生殖内分泌上重要でありながら,まだ不明の点が多く,これらのことに関して研究してきたことについて本稿で述べてみたい。
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