今月の臨床 月経とその異常
月経異常と全身疾患
22.高プロラクチン血症と月経異常
岩下 光利
1
Mitsutoshi Iwashita
1
1東京女子医科大学母子総合医療センター
pp.445-447
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900382
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月経異常症例の約20%に高プロラクチン(PRL)血症が見られ,高PRL血症患者の70%以上に無月経が見られることが報告されている1)。このように,高PRL血症に性機能異常が合併することは周知の事実であるが,その作用機構についてはいまだ確立されたものはない。本稿では高PRL血症と月経異常について,最近の知見を概説する。
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