臨床研修セミナー 外来診療指針
II.不妊外来
―卵管外来―通気・通水法
関 守利
1
,
土屋 清志
1
,
伊藤 理廣
1
,
竹内 巧
1
,
伊藤 郁朗
1
,
篠崎 博光
1
,
伊吹 令人
1
,
五十嵐 正雄
1
Moritoshi Seki
1
1群馬大学医学部産科婦人科
pp.907-911
発行日 1990年10月10日
Published Date 1990/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900177
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外来に妊娠を希望して訪れる不妊症患者では卵管性不妊がいちばん多い。したがって,卵管疎通性検査は欠くことのできない重要な検査である。外来における卵管通過性検査法としては,主に子宮卵管造影法(Hysterosalpingography以下HSGと略),通気法,通水法の3方法がある。
女性不妊症の外来検査における卵管と子宮内腔の情報も得られるHSGの価値は大きい。それに対して通気法,通水法は診断の確実性に欠ける点から,その意義については問題視されてきた。
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