今月の臨床 婦人科領域のホルモン治療―思春期から更年期まで
基本編 : マストな疾患を押さえる
器質性月経困難症とheavy menstrual bleeding
泉 玄太郎
1
1東京大学医学部附属病院女性外科
キーワード:
子宮内膜症
,
子宮筋腫
,
子宮腺筋症
Keyword:
子宮内膜症
,
子宮筋腫
,
子宮腺筋症
pp.690-695
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211309
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●器質性月経困難症の治療には,LEP,ジエノゲスト,LNG-IUS,GnRHアナログなどの選択肢がある.
●子宮筋腫や子宮腺筋症の過多月経に対しては,GnRHアナログが第一選択であり,ジエノゲストやLNG-IUSの使用には注意が必要である
●婦人科特定疾患治療管理料は,器質性月経困難症に対して一定の要件を満たしたうえでホルモン療法を行う際に,算定可能である.
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