今月の臨床 婦人科領域のホルモン治療―思春期から更年期まで
実臨床編 : こんなときどうする?
子宮筋腫と子宮内膜症の合併症例,ホルモン製剤をどのように選択する?
森 泰輔
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学
キーワード:
子宮筋腫
,
子宮内膜症
,
子宮腺筋症
Keyword:
子宮筋腫
,
子宮内膜症
,
子宮腺筋症
pp.732-738
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211317
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症はいずれもエストロゲン依存性疾患であり,それぞれの疾患が併存するケースも日常臨床上,頻繁に経験する.
●疼痛や過多月経などの女性のQOLを大きく損なう臨床症状に加えて,妊娠の成立や生児獲得を治療アウトカムとして考慮に入れる必要がある.
●ホルモン療法や手術療法,不妊治療,あるいは経過観察から,患者個々に適した治療方針を立案すべきである.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.