今月の臨床 早産予防・治療の現在地―最新の標準を探る
早産の定義・診断・疫学
早産のリスク因子
伊東 麻美
1
,
田中 幹二
1
1弘前大学医学部附属病院周産母子センター
pp.762-767
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211031
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●早産は,妊娠前の母体特性,遺伝的因子,産科的既往歴,妊娠中のリスクなど複数の内的・外的因子の総合作用で生じる.
●早産の最も重要なリスク因子は早産の既往であり,わが国における早産既往女性の早産再発率は16.3%である.
●糖尿病,高血圧,甲状腺疾患,うつ病,感染症の基礎疾患や,低栄養状態や子宮奇形を有する女性では早産リスクが高くなる.
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