今月の臨床 早産の予知・予防の新たな展開
早産の予知
2.子宮頸管生化学マーカーと早産予知
田中 幹二
1
,
湯澤 映
1
,
阿部 和弘
2
,
伊東 麻美
3
1弘前大学医学部附属病院周産母子センター
2独立行政法人国立病院機構弘前病院
3青森県立中央病院総合周産期母子医療センター
pp.288-294
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208233
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●切迫早産の症状は特異的とはいえず原因も複合的であり,早産予知は容易ではない.
●早産減少と過剰治療減少の2つを両立させるのは困難だが,早産予知マーカーがその一助となる可能性がある.
●危険因子の有無を検討し,内診,頸管長測定,胎児性フィブロネクチン,時に顆粒球エラスターゼを併用して総合的に早産予知を行うのが現実的だろう.
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