今月の臨床 エコチル調査から見えてきた周産期の新たなリスク要因
産科合併症
つわりが強いと早産リスクは下がるのか?
満田 直美
1
,
栄徳 勝光
1
,
菅沼 成文
1
1高知大学医学部環境医学
pp.475-479
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210062
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●つわりのなかった妊婦に比べ,つわりのあった妊婦のほうが早産の頻度が低かった.
●つわりの程度と早産リスクには関連があり,つわりの症状が強いほうが早産リスクは低下していた.
●つわりと早産リスクの関連性についてのこれまでの研究結果は一致していないが,つわり症状があるほうが早産リスクが低下するという報告が多い.
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