今月の臨床 早産─予防と対策
早産リスク因子の評価
平野 秀人
1
,
細谷 直子
1
,
清水 大
1
,
熊澤 由紀代
1
,
田中 俊誠
1
1秋田大学医学部生殖発達医学講座産婦人科分野
pp.745-749
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100129
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はじめに
早産のリスク(度)を知ることは,その後の妊娠管理において重要である.スクリーニングによって,早産を未然に防ぐことが可能なこともある.また,切迫早産徴候を呈した症例が早産に至るかどうか,どれくらい妊娠期間を延長できるかについて評価することもきわめて重要である.なぜなら,NICUのある高次医療施設への搬送が必要かどうかを判断する根拠にもなるからである.本稿では,純粋なスクリーニングと早産徴候を有する場合に分けて,早産のリスク評価について,主に文献を引用し解説する.
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