増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第3章 生殖補助医療の調節卵巣刺激
卵巣刺激法の選択とAMH・AFC―卵巣予備能にあわせた刺激法を
浅田 義正
1
1浅田レディースクリニック
pp.132-135
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210654
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▶アンチミューラリアンホルモン(AMH)および胞状卵胞数(AFC)は体外受精における調節卵巣刺激で採れる卵子の数と相関する.当院のデータでは,AMHのほうがAFCに比べてよりよく相関していた.
▶当院では,年齢とAMH値で,不妊治療のステップアップのスピード,調節卵巣刺激法の選択と開始投与量を判断している.
▶体外受精の採卵あたりの妊娠率は,刺激法によって成績が変わるのではなく,成熟卵の数によって成績が変わる.全胚凍結(Freeze All)において,至適採卵数はない.
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