合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて
生殖
着床前遺伝学的検査での具体的な解析方法と結果の解釈
古俣 知里
1
,
加藤 武馬
1
,
倉橋 浩樹
1
1藤田医科大学総合医科学研究所分子遺伝学研究部門
pp.155-161
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210578
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●着床前遺伝学的検査は,胚盤胞生検で栄養外胚葉細胞を5〜10細胞採取するようになり精度が向上した.
●着床前胚染色体異数体検査と重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査とでは全ゲノム増幅法が大きく異なる.
●検査精度,結果の解釈,モザイク胚の移植など複雑な問題があり,検査前・検査後遺伝カウンセリングが重要である.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.