特集 ここまで進んだ産婦人科領域の検査法―先制医療に向けて―
Ⅰ.周産期・生殖内分泌
4.着床前遺伝学的検査
榊原 秀也
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター
キーワード:
重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査
,
着床前胚染色体異数性検査
,
着床前胚染色体構造異常検査
Keyword:
重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査
,
着床前胚染色体異数性検査
,
着床前胚染色体構造異常検査
pp.719-724
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000296
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要旨
1998年に日本産科婦人科学会により「重篤な遺伝性疾患に対する臨床研究」として開始されたPGT-Mは,2018年の見解改定で医療行為へと位置づけが変わり,さらに2022年の改定で「重篤性の定義」や「審査体制の見直し」を行った.
PGT-A/SRについても2022年に見解・細則が改定され,特別臨床研究から医療行為へと変更された.しかし,その有効性についてはいまだ検討中であり,その有用性,限界,倫理的課題等について,十分な情報提供の下に実施する必要がある.
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