合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて
生殖
不育症に染色体・遺伝子の異常がどのようにかかわっているのか
小澤 伸晃
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター
pp.148-154
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210577
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●自然流産に至る最大の原因は染色体異常であり,不育症のマネジメントのために流産染色体検査は重要である.
●夫婦染色体検査では,検査前の遺伝カウンセリングが重要であり,異常が検出された際には生殖への影響や治療の可能性について十分な情報提供を行う.
●PGT-SRやPGT-Aの施行前には,自然妊娠予後との比較など現時点でのエビデンスに基づいた適切な遺伝カウンセリングが必要である.
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