合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて
腫瘍
婦人科腫瘍領域では臨床遺伝学はどのように活用されているのか
渡邉 尚文
1
1福島県立医科大学附属病院遺伝診療部
pp.82-87
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210567
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●婦人科がんはがん腫および組織型において特徴のある遺伝子異常を認め,他がん種と比較して遺伝性腫瘍の割合が高い.
●婦人科がんにおける体細胞を対象としたゲノム検査は遺伝性腫瘍の情報を含むため,あらかじめ遺伝カウンセリング体制を構築しておく必要がある.
●日本における全ゲノム解析は,新規治療法の開発や個別化医療の推進などを目的に,がん(遺伝性腫瘍を含む)や難病を対象に国家プロジェクトとして行われている.
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