特集 最新産婦人科遺伝診療ABC
婦人科腫瘍領域におけるがん遺伝子パネル検査
織田 克利
1
1東京大学 大学院医学系研究科医用生体工学講座統合ゲノム学分野
キーワード:
抗腫瘍剤
,
生殖器腫瘍-女性
,
BRCA1遺伝子
,
融合癌遺伝子タンパク質
,
オーダーメイド医療
,
ミスマッチ修復
,
BRCA2遺伝子
,
マイクロサテライト不安定性
,
分子標的治療
,
薬理遺伝学的検査
Keyword:
Genes, BRCA1
,
Antineoplastic Agents
,
Oncogene Proteins, Fusion
,
Pharmacogenomic Testing
,
Genital Neoplasms, Female
,
Genes, BRCA2
,
DNA Mismatch Repair
,
Microsatellite Instability
,
Precision Medicine
,
Molecular Targeted Therapy
pp.89-94
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021086385
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2019年6月より2種類のがん遺伝子パネル検査が保険適用となり、広く日常診療として実施されるようになってきた。限られた誌面でがん遺伝子パネル検査の全体像を把握することは難しいため、本稿では、特に婦人科がん領域での活用という観点から、(1)婦人科がんで本検査を受けている人が多い要因、(2)各がん遺伝子パネル検査における留意点、(3)適応外使用を可能にするための患者申出療養(受け皿試験)の3点を中心に解説する。
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