合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて
周産期
周産期の遺伝医療において超音波検査がどのように活用されているか
花岡 有為子
1
1香川大学医学部母子科学講座周産期学婦人科学
pp.42-47
発行日 2022年1月10日
Published Date 2022/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210561
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●周産期における超音波検査は,出生前検査となりうることや出生前検査の意義について妊婦や家族に情報提供したうえで,実施にあたっては妊婦・家族の知る権利とともに,知らないでいる権利,知りたくない権利のいずれも尊重されるよう配慮しなければならない.
●超音波検査による形態評価は,先天性に生じうる問題に対して,先を見越した妊娠・分娩,新生児管理につなげることができる.
●超音波検査を介した妊婦や家族との丁寧なコミュニケーションが遺伝カウンセリングの一形態であることを意識する.
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