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特集 舌がん・口腔がん治療の最前線〔特別付録web動画〕
《診断》
超音波検査—腫瘍の厚みはどのくらい診断できるのか
Evaluation of tumor extension or depth of invasion(DOI)in tongue cancer and oral cancer by ultrasound
古川 まどか
1
Madoka Furukawa
1
1神奈川県立がんセンター頭頸部外科
pp.1104-1109
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202248
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POINT
●触診と同様の感覚で,口腔内で直接病巣部に探触子を当てて計測することが可能で,舌がん・口腔がんの厚みやDOIを測定するのに超音波診断は非常に有用である。
●舌可動部は,特殊な探触子は不要で,体表用リニア探触子を直接当てて計測できる。
●頰粘膜,歯肉の頰側,口腔底なども,通常の体表用リニア探触子で皮膚側より観察,計測が可能である。
●口腔内の奥や狭い部位ではホッケースティック型探触子のほか,術中用マイクロコンベックス型探触子を用いて直接病変部を計測することで,正確な厚みやDOIを測定できる。
●Bモード画像のみでも詳細な計測が可能であるが,カラードプラやエラストグラフィを併用することで,より詳細な腫瘍の形状や性状を客観的に評価し記録できる。
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